ショッピング・カートまで備えた本格的なネット・ストアとしてのホームページの作成は、かなり大変です。既成のスクリプトもいくつかありますが、ウェブサイトとして仕上げるのが大変だというだけでなく、決済オプションまで取り入れようとするとサイト運営側のセキュリティーにとどまらず買い物をするショッパーのセキュリティーまで考えなくてはいけなくなるので、サイトを立ち上げてあとは買い物してもらうのを待つだけという気楽な対応ではすまないというのが、個人的な見解です。
そうした壁を越えてでもオンラインショップを立ち上げるかどうかは、そのためのインフラ(人的、物的)をもてる、もてないにかかわってくるでしょうから、少なかれ片手間な額ではすまないコストがかかるように考えます。
だからこそ、大手のモールにはいるなど、運営サイドとしてショップ・サイトの裏側のシステム保守やセキュリティー対策に手間や心配のかからない形でオンライン・ショップを持つ人が多いのでしょう。
ヤフーや楽天などすでに定評のあるモールの一角にネットショップを構えれば、モール内で商品検索経由でお客がくることもあるでしょう。
また、ホームページ、ブログなどで、自社のネット販売している商品や製品についての単独紹介ページをおき、そこからカート・決済ページへと誘導することで、さらに集客・販促を行うことができます。
そんなふうにみてみると、
ネット・ショップのSEOは、汎用的な検索サイトにおけるSEOと参画・出店しているモール内での検索におけるSEOの二通りがあると考えることができます。
モール内検索では出店して割り当てられたサブディレクトリ(Yahooショッピング、薬店市場など)内のページだけしか、自分のお店と関連したページは表示されませんが、汎用検索サイトでの検索結果だと、ストア内のページも独自に作成したストア・サイト内のページもいずれでも検索ででてくる可能性があります。
気をつけなくてはいけないのは、過剰SEOとみなされて汎用検索サイトからしめだされないことです。
SEOについて書いているブログのいくつかのエントリーに目を通してもらえれば分かるかと思いますが、やけになるくらいなSEOは本当は必要ないと考えています。
どうすることが検索スパムあるいはSEOスパムになるのかは、グーグル、ヤフーなどのヘルプページに一般的なスパムについて説明されているのでここでは割愛します。
大手オンライン・モールに居を構えたネット・ストア以外に別のドメインにストア派出所もしくは本店を置くことについて :
たくさんサイトをつくることはいけないか?
必要がないのに、むやみやたらにウェブサイトを乱立させるのはいけないというよりも無駄です。
逆に必要があれば、いくらでもつくって構わないというのが個人的見解です。
ポイントになるのは、「どんな必要があるか」でしょう。
リンクをたくさん自作自演でつくればSEO評価はあがる、だからたくさんサイトをつくるというのは、検索エンジンに嫌われます。すぐに嫌われていると気付かない場合もありますが、だからいいだろうとはなりません。
そもそも、サイトへ向けられたリンクが多い少ないというのはサイトを訪れたほかのサイトの管理人が評価した結果であって、検索エンジンのシステムはそのリンクの存在評価をまとめているだけに過ぎなかったのですが、上位表示してもらうための「トリック」として「誰か」につけてもらったリンクではなく、検索エンジンシステムをごまかすためのリンクづくりが流行ってしまったというのが、少し昔の話です。いまはリンク網を自作自演しても無駄なケースが増えています。
「たくさん」という部分に焦点をあてた観察をしてみると、
ブログなどで多くが参加しているアフィリエイト。アマゾンなどいろいろな取次機関が存在しますが、向けられる「リンク」の数だけをみてみると、無数にあります。つまり、アマゾンのアソシエイトというアフィリエイトに参加しているブログやサイトからアマゾンに向けられているリンクの数は、半端じゃありません。
ただし、それらのリンクはアマゾンが自作自演でできたリンクではなく、リンクをおいたブロガー、サイト管理人の意志によるものです。
「どんな内容のブログ・ページ」から「どのアマゾンの商品ページ」へリンクが貼られているか?
例外はあるでしょうが、テレビ・ドラマの話を書いたブログ記事なら、そのドラマのDVDや原作本などへのアマゾン・ページへリンクされているでしょう。
関連性という部分で、汎用検索エンジンが期待するSEOは、内容の濃さと有益性をもつページは、何についてのページだろうかということになります。
理屈だけで、内容重視のSEOを盛り込んだウェブサイトをつくるなら、実はものすごく簡単です。
ストア、ショップというテーマだけだとどこにでもあるサイトのひとつとしてしかみられないので、まずは
ホームページ(サイトを開いた時にみてもらいたいページ)のタイトルにオリジナリティーをもたせます :
例として「絵本を専門に扱う本屋」で考えてみます。
ぼくとわたしの絵本 ( url : http://www.osusume-ehon.com 例えば )
├ はじめに - ぼくとわたしの絵本 ( url: http://www.osusume-ehon.com/hajimeni.html )
├ 絵本検索 ( url: http://www.osusume-ehon.com/book-search/ )
│ ├ 全国図書館縦断絵本サーチ ( /book-search/library/ )
│ ├ 全国の書店から絵本検索 ( /book-search/bookstore/ )
│ └ おすすめ絵本のみつかる本屋さん ( /book-search/bookstore/osusume.html)
├ 絵本の歴史 ( url : http://www.osusume-ehon.com/history/ )
│ ├ 日本の絵本 ( /history/japan/ )
│ └ 世界の絵本 ( /history/world/ )
├ こどもと絵本 ( url : http://www.osusume-ehon.com/kids/ )
│ ├ 子育てと絵本 ( /kids/baby.html )
│ └ 絵本とお絵かき ( /kids/drawing.html )
├ おすすめ絵本 ( url : http://www.osusume-ehon.com/on-sale/ )
│ ├ 作者別おすすめ絵本 ( /on-sale/author/ )
│ │ ├ 安西 水丸 … 安西 水丸
│ │ ├ まつい のりこ … まつい のりこ ベストセラー
│ ├ 国別おすすめ絵本 ( /on-sale/country/ )
│ │ ├ イギリス … イギリスの絵本 ベストセラー
│ │ ├ フランス … フランスの絵本 ベストセラー
│ ├ 年齢別おすすめ絵本 /on-sale/by-age/ )
├ サイトマップ - ぼくとわたしの絵本 ( url :http://www.osusume-ehon.com/sitemap.html )
└ 絵本の作り方 ( url : http://www.osusume-ehon.com/how-to-make/ )
はじめに ~ 絵本の作り方 それぞれのページから、「ぼくとわたしの絵本」のページ(ホームページ)とサイトマップそしておすすめ絵本のページへリンクをおき、どのページからでもホームページへもどることができるとともに、サイト内の各ページへ移動できるようにしておきます。
個々のウェブページのアドレス (URL : http://につづく部分)の例をよこに置いてみました。
おすすめ絵本を作者、国、年齢等で分け、その下のカテゴリーに作品個別のページをつくります。ショッピング・カートもしくは、ショッピング・モール等に出店している場合は、その作品個別のページから、お店の個々のページへ注文するなどのテキストでリンクを貼る程度でいいでしょう。
上の例でテーマをこまかくカテゴリーした分け方は、たとえばですので、実際はもっと広く深く揃えられると思います。ポイントは、サイト全体を通して「絵本」のサイトであることが感じられるサイトづくりであることと、なるたけ内容が順序だてて掘り下げられている構造であることを意識してつくることでしょう。
ショッピングしてもらうためのサイトであるわけですが、本屋で買う人の行動と似せて、まずは本のタイトルをみてもらい、そして本を手にとって買おうか買うまいかと悩んでもらえるように誘導できる構造であれば、そこまでいってはじめて自然に本が売れるという状況につながるのだとも考えます。
作者、国別の横においたリンクは、ついでにおいてみた飾り的なリンクです。
こうした内容をブログでつくる場合は、たぶんもっと簡単だと思います。カテゴリー層を絵本をテーマにした内容で構成させ、そのカテゴリーにそったエントリー(記事)をどんどん書いていくだけです。が、もう少し工夫しておくなら、記事本文を羅列させるだけの表示のカテゴリーページだけではなく(数が増えてくると、何ページにも渡ってしまうのでみづらくなるから)、記事へのリンクと短い一行コメントぐらいのスペースでカテゴリーの簡単まとめページなどをつくっておくといいかも知れません。
そうした補足・補完的な要素をもたせたページをつくるのが難しいブログ・システムの場合だと、ブログではないウェブサイトと日々内容を追加させていくためのブログをパッケージにして使う等の組み合わせをするとサイトの更新管理が楽にもなりつつテーマを縦横に整理したサイトにもできます。